Communication            (意思の疎通)

前回は情報の共有について書きましたが、今回はCommunicationの大切さを書いてみようと思います。

人生にはいろいろな縁があります。その不可思議な縁に導かれ、それぞれの人生、人の歴史が作られていきます。それはまるで映画の一場面のごとく、目の前を過ぎていくのです。小生も誠晃貿易もたくさんのご縁を頂き、今日を迎えていることに感謝致します。

 

1.家族と夫婦の事 (家族が社会を構成する基本の一単位だと考えています。)

たくさんのご縁のなかで最も重要なものは家族と夫婦の縁だと思います。

人はだれも自分の意思で生まれてくるものではありません。子供が親を選べない様に、親も子供を選ぶことはできません。親と子とは切っても切れない深い絆で繋がっている縁だと思います。

しかし、夫婦の縁は少し違います。人と人との出会いは偶然のおりなす必然です。切っても切れる縁です。だからこそ、大事に育て、育んでいかねばなりません。良くCommunicationを行い、相互に信頼を深めていくのです。互いに違う価値観をもっていますから、一方通行ではうまくいきません。

互いに尊重し、尊敬しあい、ゆずりあいながら、同じ価値観を創っていきます。

当然、両家の家族への配慮も重要です。そういった努力を重ねながら、良き関係を深めていき、良き人生、良き家庭を作っていきます。その上で、一番大事なことは、Communicationだと思います。

この家族と夫婦の縁とつき合い方が、仕事にも人間関係にも基本となり繋がっていくからです。

 

2.仕事の事 (良き家庭を作り、維持する為には経済力が必要です。)

良き人生、良き家庭を作っていくためには必要な条件があります。それは経済力です。お金がすべてではありませんが、余裕のある家庭、人生にはそれなりの経済的な裏付けがあります。

多くの経済力は必要ありませんが、必要に応じた収入はあった方が良いでしょう。

生活をする基本は仕事です。仕事をし、新しい価値を生み出し、富を創っていき、給料を頂きます。それが日々の生活を支えています。人は一人では、仕事が出来ません。みんなが協力をしながら、それぞれが良くCommunicateし、社員で意識を統一し、日々の仕事をこなしていきます。

会社にとって社員一人、一人はいろいろな縁の中で、入社してきた大事な財産です。安定した収入を保証し、各々人を育てていかなければなりません。但し、目標と方向性がなければ、会社は存続していきません。

その目標に向かって、一緒に社員で努力をしていきます。そうした努力を日々、行えるのはCommunicationをよくしているからです。

相互に理解して、良い仕事を行い、良い会社にしていこうとしております。

 

3.お取引先の事 (仕事が出来るのは、お取引先様のおかげです。)

社内のCommunicationが良くなることで、お取引先とのCommunicationもよくなります。仕事をし、付加価値をつけ、売上をさせて頂くことは、一社ではできません。

営業活動を行い、お客様のニーズをくみ取り、一緒に仕事をさせて頂くためには、常にお客様との連携が必要です。それが新しい展開ともなっていきます。

 

弊社で取り扱っております商品に、枝豆の豆があります。

もともとビールのおつまみに食べられている枝豆の販売をしておりましたが、台湾の取引先より枝豆のB級品の処理に困っているとの相談がありました。

A級品は、2粒から3粒の豆がさやの中に入っている傷のない見栄えの良い枝豆です。B級品は1粒、表面のすり傷等があり、A級品から外れた規格外品でした。

枝豆のさやを外せば、中の豆は同じです。味も変わりません。

なんとかさやから豆を取り出す方法を一緒に考えました。取引先にも相談をし、台湾のメーカーとも協力し、なんとか豆取り機を製作しました。

豆だけ取り出せたのです。35年ほど前の事です。

その枝豆の豆の仕事は現在も継続してさせて頂いております。

弊社の商品は、こういった開発商品が多いのですが、いずれも問題の発生から作っていったものです。これもお取引先とのCommunicationの中から生まれた発想です。お取引先との出会いはご縁、一緒に仕事をし商品を作っていくのはCommunicationです。

ご縁を大事にするためには、意思の疎通をよくしなければなりません。

[むき枝豆です。]

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[むき枝豆の選別工程の一部です。]

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[むき茶豆です。現在、使用いただける先を開拓中です。]

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4.色々なご縁の積み重ねで現在があり、さらに新しいご縁と出会い、大事にしていくことが将来の発展に繋がっていくと思います。その基本となるのは、誠実で正しい真摯なCommunicationです。

弊社は今後とも、皆様とのご縁を大事に、より良いCommunicationをさせて頂きながら、日々精進し、良き仕事を行って参ります。

情報の重要性

1984年3月24日に誠晃貿易株式会社を設立致しました。

当時、私は32歳で経理を行っていた妻と2人で堺市のマンションの一室で仕事をスタート致しました。

その際の手持ち資金は300万円で、その資金でTypewriter、Telex、電話、FAX、それと3,000円の中古の机と椅子を購入したのを覚えております。

1980年代前半の海外との通信手段といえばTelexでしたが、ちょうどFAXが普及し始めた時代であったため、資金300万円のうち、85万円をFAX購入費用に充てました。お客様とより正確な情報の共有を図るためには、正しい情報の入手網が必要であると感じておりました。

1980年以前は、電話が現在の様に海外では普及していない場所もあり、十分には繋がらなかったことから、海外産地の状況に関しては、英文での電報と郵送を使用し通信するのが一般的でした。携帯電話などはなく、他国の産地にマッシュルームの検品、買付に向かい、日本との連絡のため、郵便局で一日電話が繋がるのを待っていたりしていたような時代です。今では想像も出来ない事かもしれません。

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[写真は1980年代、中国の四川省の筍産地に缶詰の商品開発のために訪問した際のものです。]

その頃の産地情報、買付情報、相場情報等は一部の人たちのみが入手することができ、お客様に連絡し、仕事を行っていたことを覚えております。但し、その情報自体も十分に正確なものではありませんでした。不足している情報は想定、推定により補った情報だったのです。

そのような時代の中で、私には幸いにも相談のできる同業者がいて、お客様との情報交換も頻繁にさせて頂いたことにより、大きな情報に対する認識違いをする事もなく、現在も仕事を続けております。しかし、やはり過去にはなかなか正確な情報が入手出来ず、間違える事もありました。

そのような状況の中で、FAXの登場です。海外では通信手段の進歩の結果、Telexを使わず、FAXでそのままの原稿を送ることが可能となりました。情報共有の必要な状況下で多くの人と情報共有を簡単に行えるのです。FAXは非常に高価なものでしたが、より正確な情報の共有のため、すぐに購入致しました。お客様と情報を共有し、より正しい判断が出来るようにする為です。

情報というものは、良くも悪くも様々な表現で扱うことができるものです。

情報に対して判断を間違えることもなく、正しい間違いのない方向に活用していくものと考えています。

現在は携帯電話、パソコンが普及し、どこでも情報の入手が可能となっておりますが、情報を活かせるかどうかは個々人の才能、才覚に依ります。

これはTelexの時代もFAXの時代もパソコンの時代もすべて同様です。

我が社の考えとしては設立当初より変わらずより正確な情報をいち早く入手し、皆様のお役に立てるよう、今後も情報の共有をお客様と行いながら進みたいと思っております。

弊社がこれまでこれたのは皆様の応援とご指導があったおかげです。今後も皆様とご一緒に仕事をさせて頂く事に感謝しております。

本コラムの紹介

本コラムでは、世界、アジアに関する内容や弊社が事務所をおいております堺という街の歴史などジャンルを問わない内容をコラムの形で思いつくままに更新を行う予定です。

宜しくお願い致します。

以上

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